本号最大のハイライトは、ヘンリー・ミラーによる大胆な寄稿エッセイ「MAKE LOVE, NOT GORE(愛せよ、血を流すな)」。その反骨精神と肉体への賛美、そして当時のカウンターカルチャーに対する鋭い洞察は、今読んでも鮮烈です。ヘンリー・ミラーを文学と官能の間に生きた男として再発見できる、まさに珠玉の一篇。
誌面は、ミステリアスな美女たちが登場するセンターフォールドで彩られ、「PET OF THE YEAR PLAYOFF」では年間最も魅力的なモデルを決する官能のトーナメントを掲載。グラビア「MONICA」(撮影:アムノン・バル=ター)では、60年代の美の頂点を体現するヌードが繊細かつ挑発的に描かれています。
その他、「A LIFE OF FOLIES」(ミシェル・ジャルマティ)、「DARK SCARLET」(ウォルター・ウィンワード)、「THE VIXEN」(ロジャー・フィンボロー)など、エロティックで文学的な短編が豊富に掲載され、知的好奇心と感覚的快楽の両方を刺激します。「OH WICKED WANDA!」の風刺漫画では、性的解放と政治風刺が交錯し、笑いと毒が同居。
世界のエロスを旅する「CAPITALS OF EROTICA」、そして時代を映す寓話「THE FOX, THE BADGER & THE HIPPIES」など、1960年代末の退廃的ロマンと自由な精神をまるごと封じ込めた、比類なき一冊。